当事者性を失うとやっぱりここまで見当外れなこと言っちゃうのか

「風俗嬢に説教たれる人々が痛い理由」と「売春を合法化し、厚生労働省売春管理局を作る案」 - 分裂勘違い君劇場
↑彼みたいな賢い人間でも当事者性を失うとここまで見当外れなこといっちゃうんだな…


まず、「風俗嬢に説教たれる人の痛さ」と「風俗嬢という職業を蔑視すること」っていうのは全然別のことだろう。風俗嬢に説教たれる人の中には風俗嬢という職業を蔑視する人は確かにいるかもしれないけど、風俗という職業を蔑視するのは、どちらかと言うと、風俗というものにまるで接することがなく、メディアの情報だけで風俗へのイメージを作ってしまった人の方が多いような気がするけど。


つーか、彼自身風俗のことなんも知らないから、風俗行ってる奴はモテなくて、後ろめたさ抱えながら、そんなコンプレックスを風俗嬢にぶつけてるだけのクズみたいな連中なんてことをしゃあしゃあと書けてしまうんだろう。


結局、彼の文章って職業への蔑視に憤る振りをした、職業蔑視をさらに煽る内容にしかなってないと思う。disってるつもりのブコメの主からあっさり賛同の意を表明されてしまうんだもの。
こうやってある種の職業への蔑視はさらに強まっていくんだなと思った。


こういった文章が撒き散らす世間への誤解を少しでもマシにするために。
風俗に何べんか行ったことのある者として、風俗嬢に説教してしまう客の心理を分析してみましょう。


その一 風俗の構造は戦争映画の構造に似ているよ。

風俗の構造ってのは戦争映画の構造に似ています。昨今作られる戦争映画のほとんどは、「戦争って嫌ですね」ってことを訴えてます。でも、実はその中身では、銃を撃ちまくる楽しさだったり、戦車で建物を破壊する爽快感だったり、普段お目にかかれない血やら内臓やらが飛び散りまくる興味深さを面白さの中心に据えてます。


ですが、どれだけ銃で人を撃ち殺しまくる描写が面白くてもそのまんま映画のテーマまで「戦争万歳!」って風にすると、見てる人も正直後味悪くなります。楽しいことは楽しいんだけど、まあそれはそれとして戦争はいやだよねえっていうメッセージを最後に流すことで、思うさま破壊のカタルシスを味わった観客も安心して「戦争ってやっぱ嫌ねえ」みたいなことを胸に映画館を後にすることができるのです。


風俗嬢への説教ってのは、この戦争映画における「反戦」っていうテーマに近いんです。
みっともないくらい自分の欲望丸出しで、おっぱい舐めたりもんだりちんこしゃぶってもらったりしたもんだから、射精したあと冷静になって自分の姿を振りかえって恥ずかしくなって、なんかもっともらしく説教しちゃうんです。

個人的には堂々とドンパチ最高!破壊最高!おっぱい揉んだり吸ったり最高!!と
正直に述べるほうが清清しくて良いような気がするのですが。そこまで自分の欲に正直になれる人は少ないのではないでしょうか?恋人が出来ないで風俗を利用する人などはなおさらです。


その二 風俗嬢への説教はある意味風俗嬢への賛辞なんだよ。

風俗嬢に説教してしまう人っていうのは、風俗嬢にある種感動を覚えてしまった人です。


風俗って基本的にサービス業であり、技術職です。だからそこには上手い下手の格差が生じます。


そんな風俗業界にはたまに、頭の回転も良くて、技術も達人クラスで、サービス精神も旺盛な子がいたりします。そんな子に出会った時は、ある種の名作映画に出会った以上の感動を覚えます。
そんなとき、自分の払った金以上のことしてもらっちゃっていいのか?みたいな変な戸惑いすら発生します。
そしてそんな感動を覚えてしまった人がつい口走ってしまうのが、


「君みたいな人だったらこの仕事以外でも成功できるんじゃないの?ってかこんな仕事やめちゃいなよ」ってことなんです。


しゃぶってもらっといていい気なもんですね。こういうこと言う人には確かに風俗という職業への蔑視があるかもしれませんが、そこで出会った風俗嬢に対しては蔑視どころか尊敬や感謝の気持ちを持ってたりするのではないでしょうか?


(ってか、君のおっぱいやお尻って最高!すっげー興奮したし最高に気持ちよかった!って
なんかあんまり風俗嬢への誉め言葉になってないような気がするんですよね。だからって風俗嬢の精神的な部分の良さを誉めようとすると、だんだん説教に傾いていくっていう…。他愛のないこと話すのが一番気楽だし楽しげで良いなってのが最近の結論。)

オイラが風俗で説教しちゃう人をサクっと一刀両断できない理由

他にも風俗嬢に説教してしまう人の心のありようってのは色々なパターンがあると思いますが、
オイラ自身としては、風俗で説教しちゃうのはやっぱりかっこ悪いし、正直ルール違反のような気持ちがあります。そんな後ろめたさを抱えて生きろ!とか言いたくもなります。
でも、分裂氏のようにサクッとぶった切れないのは、やっぱり自分の性にまつわることってどうしても後ろめたさはあるし、そんな中で下手にいい子に出くわしたりすると、コロッと心が持ってかれても仕方が無いような気がするからです。説教しちゃう人ってのは、風俗嬢という職業とその技術にある種の敬意とか感謝の念を持ってる人なんじゃないかと思うからです。(みっともない自分を覆い隠したいだけって人もいるんだと思いますが、それ自体職業への蔑視と直接繋がるわけじゃないとも思います。)


確かに説教ってやり方はスマートではありません。でも世の中には好意やら敬意やらを素直に表せない人って一杯いると思います。ましてや自分より明らかに若い娘っ子ともなればなおさらです。


だから風俗をたまに利用するオイラとしては分裂氏の語る風俗を利用するものへの蔑視に反論してみました。説教しちゃう人ってそこまで、風俗嬢、及び風俗という職業を蔑視してないと思うんですよ。問題なのは風俗を知らないくせにイメージだけでああだのこうだの言う連中でしょう。そして分裂氏もその中の一人だと思います。


最後に  風俗の公営化に賛成する人へ

オイラ自身は、風俗という職業やそれに携わる人がいてよかったと思いますし。非常に感謝しています。そこで出会った高い技能を持った風俗嬢達には尊敬の念を惜しみません。しかし、一つだけ引っかかってることがあるんです。それは


自分の娘(息子でもいいよ)が風俗嬢になるっていったらどうしよ?


ってことです。
正直自分の子供が風俗嬢になるって言い出したらオイラは素直に応援することは出来ません。
っていうかおそらく止めるでしょう。そのときオイラはなんて言って止めればいいんでしょう?
結局自分の子供につかせたくない職業の人なんてやっぱり心の底では軽蔑してたのかな?とか思います。そんな態度がやっぱりオイラの節々に現れていてお店で出会った女の子達を傷つけてたのかな?とか思ってしまいます。数年前からこのことを考えてるんですが、いまだに完全には答えがでていません。

風俗を公営化して国のために風俗嬢を働かせようって人達はこのことに対してどのように考えているのでしょうか?オイラはそれが知りたいです。