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清原引退に関して

 しかし、清原の引退セレモニーは良かった。何べんみてもグッとくる。まるで、高校野球児の選手宣誓のように、一つ一つの言葉を、ゆっくりゆっくり、とても広い空間に向けて放つ清原の姿がすごく感動的だった。


 選手宣誓の言葉っていうのは特定の誰かに向けて誓う言葉ではない、強いていえば世界全体に向けて誓う言葉だ。世界へ向けての自分の決意や態度を表明する行為だ。

 
 清原の昨日の言葉は、それくらい広い範囲、つまり世界全体へ向けて放たれていた、名前を直接挙げた人のなかには、天国の仰木監督までいたのだから、あの時の清原は本気で天国へ向けて語りかけていたと思う。


 清原の胸に最後に残った感情は野球への感謝の気持ちだという。彼のような人間が、野球への恨みを気持ちを抱えたまま、引退したりせずに本当に良かった。


 恨まずにはいられないような現実というのは確かにある、ウンザリするほどある。それでも許すってことは大事だ。そこからさらに進んで感謝するってことは本当に大事だ。そのことの尊さ、重要さを昨日の清原は全身で表現していたと思う。


 あなたが放った広くて深い感謝の気持ちは確かに受け取りました。今まで本当にありがとう。お疲れ様。