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枯れた知識の水平思考的ゲームランキング2009

ゲーム

 すっかり年の瀬ですねー。一連のゼロ年代ゲーム総括エントリですっかりやることやった気になってる内に今年が終わっちゃいそうなんで、今年やったゲームを10本、ランキング形式で発表しようと思います。ゲームに限らず、自分てこの手の他人が書いたランキングを読むのってすごく好きな方なのに、なんで自分ではやってこなかったのかが不思議なくらいなんですよねー。ってことで10位から発表していきたいと思います、どうぞー。


10位 コールオブデューティ モダン・ウォーフェア

 いきなりでました!世界中でなんやらぶっちぎりのセールスを記録してる本作なんですが、自分はまだほんのさわりしかやってないのです。でもそれでも充分圧倒はされてるし、今後オンラインプレイとかにも手を出す予定なんで、この順位は今後のプレイ次第で上昇しちゃいそうですが、まあ現時点では10位ってことにさせて頂きます。さわりしかやってないのに評価すんなとか言われそうですが、まあその辺含めて自分の完全主観ランキングですんで、ご勘弁を。


 前作から思ってたことではありますが、この作品って銃の標準をその銃についてる照準機で行うんですよね。TPSだと肩越し視点だったりするんですが。これによって、銃の細かな個性みたいなものが、自分にすごく大きな要素として迫ってくるので、このゲームをプレイしていると、銃に対する認識みたいなものが深まるんですよね。自分は実際に銃を撃ったことはないので、本物に近いかどうかは判断できないんですが、AK47は撃った時の跳ね上がりが激しいなんて知識は一応知っていたんです。んで、このゲームをプレイすると本当に跳ね上がりが激しかったりするんで、知識が体験を通す事で血肉になるみたいな感じが味わえるんですよね。この辺ってグランツーリスモが始めて登場した時に、ちょっとした車の個性の違いにプレイすればするほど精通していく感覚に近いのではないかと考えます。グランツーリスモコールオブデューティも単純にグラフィックを綺麗にすることでのリアルさを追求しただけなのではなく、操作することによって得られる体験のリアルさを表現できているんですね。この辺がこれらのタイトルをビッグタイトルたらしめている一因なのではないかと思っていたりします。


9位 アサシンクリード

 こちらも出ました!こっちもまだまださわりのレベルなんですが、前作に比べると随分普通のゲームらしくなりましたねー。前作は異様によくできたフリーランとおそろしいほどのお使いミッションのバランスがいびつ過ぎましたけど、フリーランの快適さはそのままに、ミッションの充実を図ることで、本当に良いゲームになったと思います…とかなんとかもっともらしいことはいくらでも言えますけど、オイラなんのかんの言っても前作も最後までクリアしてるし、実績だって8割以上は解除してるんですよ。なんていうかオイラUBI社のグラフィックセンスみたいなものがスゴく好きなんですよね。ゲーム的にはけっこう不満があるプリンスオブペルシャだって最後までクリアしてるのは、グラフィックの感じが好きだったからだし、今回も適当に町ほっつき歩いて、特に見返りもない収集要素を淡々と集めてるだけですごく満たされます。アサシンクリードにおいては登場する街のチョイスがまたエルサレムだとダマスカスだのフィレンツェだのオイラのツボを突きまくるんですよね。一言で言うとオイラにとってもアサシンクリードって21世紀型のアクアノートの休日です。まだまだ序盤ですが、ひたすら街をプラついております。ってことでモダン・ウォーフェア2と同じくらいの進捗状況なのに、アサシンクリード2を上位にランク付けしました。


 もうちょっとグラフィックについて突っ込むと、いわゆる綺麗なグラフィックで、「綺麗に汚したグラフィック」が大多数を占めているんです。汚れってグラフィックの密度感をけっこう簡単に上げてくれるっていう、悪く言っちゃうとちょっと安易なやり方でもあるんですが、アサシンクリードって汚れに頼らない美しいグラフィックのあり方を指し示してるんではないかと個人的に思っているので、そういう部分でも評価高いです。


8位 ラブプラス

 ここで急激に方向転換しまして、ラブプラスを挙げたいと思います。つってもオイラあんまりリアルタイムモードで遊んでないんで、ラブプラスの真価を体験したとはちょっと言い難いのですが、それでも結構な驚きがあったんで8位にランク入りです。嫁は愛花、愛人は寧々さんです。年末年始の間に、愛人はもう一人増える予定です。あんまりリアルタイムモードをやろうと思わない自分は釣った魚に餌をやらないタイプなのかも…、なんてことをゲームで思ってしまうところ含めて、すごいタイトルだったと思います。あとこの記事でもちょろっと触れたんですが、ギャルゲー全般ってFPSと対になる主観視点のゲームのあり方を示しているんではないかと僕は思うんですよ。そして従来のギャルゲーは、なんのかんの言っても、言葉によって関係を築いていたんですが、ラブプラスはよりダイレクトな関係の築き方を構築することで、FPSとの距離はかなり接近しつつあるんじゃないかと思うんです。そういう意味で、ギャルゲーって範疇に留まらず、広く考察されるべきタイトルだと僕は考えますし、このタイトルの登場でギャルゲー界隈の語りの風通しが大分良くなったような気がする2009年の年の瀬です。


7位 Wii Sports Resort

 このタイトルももうちょっとやり込みたかった…。忙しい時期に据え置きにドップリハマるのは厳しいってことを痛感した一年でしたね。この記事で述べたことをさらに発展させたような内容のタイトルだったんじゃないでしょうか。特にフリスピーとフリースローはすごく良い出来だと思いました。自分のちょっとした癖とか、なんか力んじゃったなみたいな感じを正確に入力として拾い、ゲーム内容へフィードバックするあたりは素晴らしいの一言。あと伊集院光がラジオで触れてたりしましがた、遊覧飛行のあの飛行機模型で遊ぶ感じとゲームとして機体を操作する感じが入り交じった、現実と虚構が絶妙に交差する感じは、なんかゲームにおける入力と出力の関係という意味ではかなりスゴい場所に存在するゲームなんじゃないって思いました。あの面白さってやった人はわかると思うんだけど、すごく独特というかなんというか…。この辺を考慮して7位にということにしたいと思います。つーかトップでも良いくらいなんですけどね。今年のゲーム業界は豊作の年だったと思います。


6位 Wii Fit & Wii Fit plus

 家に帰るととりあえずやり続けてなんのかんので運動貯金も100時間ほどに達しましたんで、6位にランク入りです。オイラって慢性的な肩こり持ちなんですが、今年は結構忙しかったのに、結構体調を崩さず、肩こりもそんなに酷くならず、今日までやってこれたのって、もしかしてWii Fitのおかげ?って考えると、これって相当にスゴいゲームなんじゃないのって思います。もはや自分にとっては空気のような存在になっております。

 
 Wii Fit Plusについてちょろっと触れると、ゲーム空間を移動する手段としてバランスボードを使っているミニゲームがチョロチョロあったのが気になりました。ゲームってのは基本的に手でやるものなので、ゲームにおける「足」の存在っていうのは、かなり「嘘」を混ぜ込まないと存在できないんですが、バランスボードを使用すると、その「嘘」は大分薄まるんですよね。その辺を任天堂はどう考えているのかなーとか考えるともうちょっとこのタイトルの見方が変わってくるのではないでしょうか。


5位 レイトン教授と魔人の笛、及びレイトン教授シリーズ

 今年の前半は結構暇だったんで、今までやったことがなかったレイトン教授のシリーズ全てをまとめてプレイしたんですが、どれもスゴく楽しかったです。んで、その流れで当然のように魔人の笛も買ったんですが、やっぱり楽しいです。なんていうか強迫的なまでに新規要素を追加したり、規模を拡大するゲームが多いなかでこのシリーズの発売間隔とかボリュームの感じとか変わらない感じってすごく良いなと思いました。ってことで、シリーズまとめて5位にランク付けしちゃいます。このタイトルって以前に述べたゲームのミクロ化と物語性の解体っていう任天堂が起こした流れから再度、細分化されたミニゲームの連なりに物語をのせるってことをしてて、このゲームが日本のみならず、海外でも受け入れられたってことは、かなり意義深いことではないかと僕は思います。あとここ数年でのレベル5の躍進はもう少し語られるべきだと思うし、任天堂だけが例外という訳でもないってことを示す存在でもあると思います。あと大泉洋堀北真希のキャスティングは鉄板過ぎるよ。


4位 アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団

 値下げしたんでようやくプレステ3買ったんですが、同時に購入したのはこのタイトルでした。まあぶっちゃけて言えば内容は色んな海外のタイトルの良いところを全部ぶちこんだ幕の内弁当的なタイトルでもあるんですが、まあこんだけクオリティが高かったら降参しますよ。あとここ数年で海外のタイトルって内容が一本道化してるような気がするんですが、このタイトルの清々しいほどの一本道ぶりはスゴかったですね。今後海外のタイトルは一部のタイトルを除いて一本道化が激しくなるんじゃないかなあとか思ってます。そういう意味でも象徴的なタイトルだったんじゃないかなあと。


 グラフィックについてもちょっとだけ触れましょう。アンチャーテッドのグラフィックの美麗さは今更触れるまでもないですが、僕が感動したのは、雪の洞窟を通りぬけ、雪山の上へ上へと登っていくくだりです。アサシンクリード2のとこでも語りましたが、汚れを主体にしたグラフィックで比較的容易に綺麗な印象をユーザーに与え易いんですが、雪の洞窟とかって岩と雪と氷くらいしかオブジェクトが無いから、綺麗にかつにぎやかに見せるのがスゴく難しいんですよ。僕も最初はこのエリアは綺麗は綺麗だけど、ちょっと印象としては寂しいかなと思ってました。ですが、その印象は、上へ上へと登る過程で覆ります。岩と雪しかない雪山に、アンチャーテッドのスタッフは、「太陽の光」というたった一つの要素を加えることで、最高の彩りを加えることに成功してしまったんです。この美しいレベルデザインに僕は完全にやられました。上へ上へと登っていくというゲーム上の構成、寂しい雪の洞窟の光景、目標の場所に到達することで得られる達成感、山を登った時の開放感、これらの要素を完全に一つに結びつける光の表現。すばらしいです。


3位 New スーパーマリオブラザーズ Wiii

 ついにトップ3ですよ〜。3位はNewスーパーマリオブラザーズWiiです。一人プレイはろくにプレイしてないんですが、幸い4人プレイし易いリア充環境に恵まれまして、一応4人でクッパ大王を撃破しちゃいました。昨日も忘年がてら4人プレイしてました。俺完全なリア充



 いやもう本当にこの4人プレイは素晴らしい!マリオが完全にネクストステージに進んだと言って良いんじゃないでしょうか。個人的にはマリオ64以上の根源的な進化を果たしているんじゃないかとすら思います。64と同時発売されていたのが、マリオ64はなくこれだったらもしかしたら歴史は変わっていたんじゃ…なんて野暮なことを考えてしまうくらい秀逸な出来です。この4人プレイについては、後々詳細に分析したいですが、年末年始は機会を見つけてはただひたすらにプレイすべきなんじゃないでしょうか。ま、もの凄いバカ売れぶりだし、俺なんかがこんな力まなくても皆このタイトルが面白いなんてことはとっくにわかってるよね。もうちょっとやりこんだら文句無しの一位だったと思いますけど、今年はこのタイトルを抑えるソフトが二つもあったんだから、すごい激戦の年だったんだよなあ。



2位 Fall Out 3

 つうことでマリオを抑えて2位はFallOut3です。去年発売のソフトですが、今年の前半は完全にウェイストランドの住人でした。75時間くらいプレイしましたが、結構やり直しとかもしたんで、100時間くらいはプレイしたと思います。このタイトル何が面白いの?って言われるとまあそりゃ色々あるんですが、自分はとにかく延々とゴミ拾いしてたような印象があります。ゴミを拾っては業者に卸し、また別の場所に言ってはゴミを拾うっていう。人類最後の希望ってよりは廃品回収業者として、どっぷりと世界に浸っておりました。なんだろうな?なんか語りどころは色々あるんだけど、このタイトルってとにかくどっぷり肩まで浸かりきっていたっていう記憶ばかりが蘇るな。とにかく今年前半ハマったという記憶だけがあるので、2位です。いやー面白かったです。オイラの分析癖が働かないくらいにハマれたってことなんだな多分。


1位 ドラゴンクエスト

 はい、つーことで、今年の1位はドラゴンクエスト9です。文句なしだと思います。プレイ時間も180時間くらいでぶっちぎりです。今年ってすごくゲームをプレイした感じがするんですが、よくよく思い出してみるとそれほどタイトルこなしてなくてアレって思うんです。その理由は単純に上位二作品で300時間くらいプレイしてるからなんですね。発売されてからしばらくはありとあらゆる時間の隙間を見つけてはドラクエ9をプレイしてました、FallOut3の倍以上プレイしてますが、感覚的には、そんなでもないんですよね。この辺が据え置きと携帯との差なんだとも思います。


 内容も素晴らしかったですね。この記事でも述べましたが、今日的なストーリーのテーマ性、変化が内容で根本的に変化を加えているシステム、そしてなんと言ってもすれ違い通信。それら全てが有機的に結びついてまさゆき地図という想定外のムーブメントを引き起こしました。ゲーム黎明期から存在するシリーズがここまで新鮮な衝撃をゲーム業界にもたらすなんて誰が想像していたでしょうか。ドラクエ(あとFF)くらいのタイトルになると、ネットの影響力なんて全然ないってことが明らかになってしまったってことも含めて今年はドラクエの年だったと思います。最近はプレイしてなかったんですが、配信クエストもたまってるだろうし、またやり始めようかなと思います。またやるとハマっちゃうんだよなこれが。


総評

 いやー今年はゲームが面白い年でした。海外のゲームも国内のゲームもおもろいタイトルがたくさん出たので、やりたかったのにやれなかったタイトルも色々とありました。DSのゼルダ最新作とかFF13なんかはまったくプレイもしてないんで、さすがにランク入りは見送りました。来年のランキングにでも顔出すかもしれません。トモダチコレクションなんてあんだけ語っておいて全然プレイ出来てないしね…。ごめんなさい…。


 ゼロ年代まとめ記事でも触れましたけども、去年と今年あたりで海外のゲーム業界は行き着くとこまで行った感じがします。アンチャーテッド2なんかはその象徴なんじゃないでしょうか。これから数年は停滞期に入るんじゃないかと思ってます。ってか今現在スタジオの閉鎖が相次いでるしね。それでも定期的に充実したタイトルは発売されると思うんで、ユーザーとしてはそれらを楽しみながら新しい洋ゲーの潮流が生まれることを期待したいです。


 一方国内メーカーは2005年から2008年まではずっと任天堂のターンみたいな状態で、今年だって圧倒的に強かったんですが、そろそろサードにも任天堂が起こした流れ以降の動きが見えてきた年だったのではないでしょうか。ラブプラスにしても、レベル5のイナズマイレブンレイトン教授にしても、ドラクエ9にしても、DS以降の存在って感じがすごくします。来年以降もう少しこの流れは続くんじゃないかな。PS3だって売れてきたしね。


 まあでも3位にランクしちゃいましたけど、NewスーパーマリオブラザーズWii複数人プレイの楽しさは本当にヤバいです。世界レベルで恐ろしいほどのセールスを記録するでしょう。このゲームが表現する「邪魔で楽しい他者」という存在は今後の複数人プレイのゲームデザインに大きな影響を与えるのではないでしょうか。来年はとりあえずモダン・ウォーフェア2とマリオの複数人プレイについて比較検討することから始めようかなと思います。


 そんなこんなで来年以降も理屈をこね倒す予定の当ブログですが、来年もご愛読頂けたら嬉しいです。それでは皆様よいお年を。