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メタスコアを見ながら海外ゲームシーンの10年間を振り返る 前編

metacriticっていうサイトを知ってますか?



Metacritic - Movie Reviews, TV Reviews, Game Reviews, and Music Reviews


ざっくり言っちゃえば、海外の映画、ゲーム、音楽、テレビ番組とか、色んなサイトで日々つけられている点数形式の評価をまとめてるサイトです。適当に見てるだけでいくらでも時間潰せちゃいます。英語わからなくても数字眺めてるだけでもなかなか楽しい。


今回この記事では、そこのゲームカテゴリの、年ごとのハイスコアタイトルに注目してみたいと思います。2004年から2014年までの10年間の間にメタスコアで90点以上とったタイトルをその年ごとにカウントし、どのハードでどれくらい名作が生まれたかを振り返ることで、この10年の海外ゲームシーンを振り返ってみようという趣向です。


メタスコアで90点超えるタイトルってのはまあ名作と呼んで良いタイトルでしょうし、95点を超えるタイトルはその年を代表する名作と呼べるものが並んでおります。ちなみにこのサイトでオールタイムベスト評価を獲得してるゲームは日本のタイトル、「ゼルダの伝説 時のオカリナ」。得点はなんと99点!1995年以降の発売ソフトが点数を付ける対象なので、レトロゲームは評価対象外なのがちょっと残念ですが、おそらくこの記録が破られる事は今後無いでしょう。


The Legend of Zelda: Ocarina of Time for Nintendo 64 Reviews - Metacritic


CM 任天堂 ゼルダの伝説 時のオカリナ (N64) 深田恭子 - YouTube

ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D

ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D


それでは2004年から振り返ってみたいと思います。長くなると思いますがよかったらお付き合いください。


2004年


Best Video Games for 2004 - Metacritic

ハード 本数(マルチ)
PS2 9(5)
XBOX 7(4)
GC 3(1)
PC 8(1)
合計 27(11)


マルチタイトルを一本としてカウントした場合の合計 21本


10年前の2004年にメタスコア90点を超えたタイトルの数は27本、マルチタイトルが11本もあったので、3つハードにまたがろうが2つだろうが、1本としてカウントすると21本のタイトルが90点を超えました。


この年トップのスコアを叩きだしたのはHalf-life2の96点です。


このタイトルの映像が初公開されたE3の衝撃は今でも良く覚えてます。その当時はまだ自分も学生だったから有り余る時間をネットやらゲームに注いでたっけ。



Half-Life 2 - E3 2003 Full Demo - YouTube


他にもGrand Theft Auto: San Andreas(95点)、Halo2(95点)、Burn out3: Takedown(94点)、なんかが高得点を獲得した年でした。


それにしても2004年って90点超えしているスポーツ系タイトルがすごく多いね。World Soccer Winning Eleven7 international(93点)、ESPN NFL 2K5(XBOX版92点、PS2版90点)、Madden NFL 2005(PS2XBOX版91点、GC版90点)みたいな錚々たる面子が揃ってます。27本中10本がスポーツ系タイトル、全部マルチタイトルだから5タイトルがランクインしているのだけど、コレが次の2005年になると21本中2本まで減って更にそれってマルチタイトルなんで1タイトルしか無くなります。2006年に至っては遂に90点超えするタイトルは0です。ここに僕は海外におけるスポーツゲームの成熟を見ます。衰退とかって言っちゃうのはちょっと安易かなと。そもそもが90点超えって基準が高過ぎる基準なんで、シーンの上澄みを掬うっていうか、その年その年に生まれたモンスター達を振り返るのが今回の試みだと思ってください。


ESPN NFL 2K5 - ESPN NFL 2005 - Trailer E3 2004 ...


2005年


Best Video Games for 2005 - Metacritic

ハード 本数(マルチ)
PS2 6(2)
XBOX 6(2)
GC 1(1)
PC 6(1)
DS 2
合計 21(6)

マルチタイトルを一本としてカウントした場合の合計 18本

この年のトップは96点を獲得したResident Evil4バイオハザード4です。年の始めにGCで出たのが、年末付近にPS2でも発売されてて、改めてなんとも言えない気持ちになりますねー。この頃のカプコンはなんかフワフワしてたなーと。でもバイオ4の出来自体はこの年のトップ取るだけあって、本当に素晴らしい出来です。個人的にもオールタイムベスト級に好きなゲームであります。このゲームで作られたビハインドビューっていうキャラクターの肩越しに的を狙う視点の発明が無かったら今後のTPSの歴史って大分変わってたと思うので、そういった意味でも非常に重要なタイトルでしょう。

Resident Evil 4 Trailer - YouTube


他に注目タイトルとしてはNinja gaiden black(94点)、も評価高いです。2005年に海外で最高評価されたタイトルと次点のタイトルが国産タイトルってなかなかすごいことです。


あとは、God of war(94点)もこの年。XBOX360が発売されたのもこの年ですが、年末発売で期間が短かったんで、90点以上のタイトルはありませんでした。惜しくもCall of Duty2が89点。

God of War 1 - Trailer 2 [PS2] - YouTube



あと何気にドラゴンクエスト8が89点。普通に海外でも評価高いのね。


2006年


Best Video Games for 2006 - Metacritic

ハード 本数(マルチ)
PS2 4
X360 3(1)
GC 1(1)
Wii 1(1)
PC 5(1)
合計 14(4)


マルチタイトルを一本としてカウントした場合の合計 12本

この年のトップはOut of the park Baseball 2007 というタイトル…って何このゲーム?知らない…。なんかユーザースコアが2.7とかドエライ低得点…。んー、よくわからんので、このタイトルの事は置いておきましょう。


Out of the Park Baseball 2007 - YouTube


この年、代表するタイトルと言えば、The Legend of Zelda: twilight princess(96点)、Gears of War(94点)、The Elder ScrollⅣ:Obilivion(94点)、この3タイトルなんじゃないでしょうか。次世代の到来を感じさせる2つの洋ゲータイトルに、時のオカリナを超えるべく渾身の力で投入されたゼルダの伝説最新作。この3タイトルでその年の賞レースを競いあってたのは今でもよく覚えています。


The Legend Of Zelda-Twilight Princess Gameplay ...


Gears of War Trailer - YouTube


The Elder Scrolls IV: Oblivion Trailer - YouTube




他に目につく90点超えタイトルとしては、Metal Gear Solid3 : subsistence(94点)、 Okami(93点)、Final Fantasy Ⅻ(92点)、辺りの国産タイトルが目を引きます。引退間際のPS2の最後を国産ゲームが飾ったってなところでしょうか。

Metal Gear Solid 3: Subsistence (MGO Trailer ...


ゲームハードの移行期ということもあって、90点超えタイトルは今回振り返る10年中最も少ない年でした。そして時代はAAAタイトル黄金時代へと突入します。


2007年


[Best Video Games for 2007 - Metacritic

ハード 本数(マルチ)
PS3 3(2)
PS2 1
X360 8(4)
Wii 3
PC 7(3)
DS 1
GBA 1
合計 24(9)


マルチタイトルを一本としてカウントした場合の合計 20本


とうとうPS3XBOX360Wiiがそろって90点オーバーのタイトルを叩き出しし、次世代への以降が進んだ2007年、この年、この10年でも相当な重要作、Call of Duty4 : Modern Warfareが発売されてます。現代を舞台にしたFPSということで、大ヒットしたこのタイトル。1人で遊ぶキャンペーンモードの演出も素晴らしく、映像業界など他の分野にも影響を与えるなど、ゲームっていうジャンルが到達した境地を広く示した一作ではないでしょうか。


Call of Duty 4: Modern Warfare Trailer - YouTube


他にもBioshockHalo3、MassEffect、PotalやTeam Fortress2等が詰め合わせになった超お得タイトル、The Orange BoX
、など海外の所謂AAAタイトルが非常に充実していた年でした。ゲーム面白かったなーこの年。


Bioshock Trailer - YouTube


しかし、そんな大型タイトル達を抑えてこの年のトップをとったのはSuper Mario Galaxy! 点数は97!! マリオギャラクシーがこんだけ海外で評価されてる事実ってもうちょっと知られててもいいよね。


Super Mario Galaxy Trailer - YouTube


2008年


[Best Video Games for 2008 - Metacritic

ハード 本数(マルチ)
PS3 6(3)
PS2 1
X360 7(4)
Wii 4(2)
PC 7(4)
DS 1
PSP 1
合計 27(13)


マルチタイトルを一本としてカウントした場合の合計 19本


この年の最高得点を獲得したのは遂に出ました、Grand Theft AutoⅣ!点数98点、高い!


GTA IV trailer - YouTube


他にもMetal Gear Solid4: Guns of the Patriots(94点)、FallOut3(93点)、Gears of War2(93点)、など前年に引き続いて大作タイトルが多数発売されて評価も上々っていう年だったと思います。



E3 2008 - Fallout 3 Trailer - YouTube



Little Big Planet(95点)なんかも印象的なタイトルでしたね。


PS3 LittleBigPlanet Trailer - Official - YouTube



個人的にPS3XBOX360Wiiの世代における、クオリティ的な面で1つの到達点に達したのが2007年と2008年だったと思っています。この世代って勝手に決めちゃうとFPS、TPS、オープンワールドの時代だったと思ってるんですが、その代表的タイトルがこの2年でほぼ発売されてるんですね。この年以降、海外のビッグタイトル勢は、若干マンネリというか明確な目標みたいなものを見失い始めると思ってたりするんですが、それは2009年以降を振り返りながら語っていきましょう。


それと、この年って小規模デベロッパーが台頭し始めた年でもあるのではないでしょうか。World of Goo(94点)、Braid(93点)、どちらもAAAタイトルに比べて遥かに少ない規模で開発されてますが、評価の上ではAAAタイトルにまったく引けをとっていません。2008年はそのような年でもあったのかなと思います。



Braid Trailer - YouTube


つづく

案の定やたらと長い記事になったんで、一旦ここで区切って続きは次の記事へ!http://hamatsu.hatenablog.com/entry/2015/01/19/101551

To be continued!!


メタスコアを見ながら海外ゲームシーンの10年間を振り返る 後編 - 色々水平思考