2016-01-01から1年間の記事一覧

『Nintendo Switch』は「枯れたテレビの水平思考」をしようとしている

先日遂に任天堂の次世代ハード、『Nintendo Switch』が発表された。 www.nintendo.co.jp まだ完全な情報が公開されたわけでもないし、実際に遊んだわけでもないので、確定した評価をするには早過ぎる。だが、敢えて公開された部分でのみ判断するなら、全く予…

『シン・ゴジラ』に本当にドラマは無いのだろうか?

シン・ゴジラ音楽集アーティスト: 鷺巣詩郎出版社/メーカー: キングレコード発売日: 2016/07/30メディア: CDこの商品を含むブログ (21件) を見る※注意!前回の記事に続いてやっぱりネタバレ全開です。『シン・ゴジラ』にはドラマが無いというが本当だろうか…

ゴジラにまつわる諸問題とその解決策について(映画『シン・ゴジラ』レビュー)

※注意!映画のネタバレしてます! 世界で最も有名な怪獣の中の怪獣、それがゴジラである。だが、実はゴジラとは非常に多くの問題点を抱えた、映画的には扱いづらい存在でもあることをご存知だろうか。 最も致命的なのは動きが鈍重であるということだ。そして…

見たかった景色を見せてくれるポケモンGO

国内リリースされて一週間と経たず話題沸騰でセールスランキングも一位に居座るポケモンGOなわけだが、皆さん如何がゲットされているだろうか。僕はようやくコイキングをギャラドスにしました。 色々と雑だの、チュートリアル適当過ぎだの、中期的な目標が無…

『FF』のダンジョンにセーブポイントを追加させたのはマシリトだった

電ファミにて私が執筆中の連載、「なんでゲームは面白い?」の二回目で『FF』について語ったのだけど、その記事でもちょろっと触れているが『FF』シリーズの一大転換ポイントはダンジョンにセーブポイントを追加し、ダンジョンの難易度を大幅に下げた時だと…

ビハインドビューが描いたもの

スプラトゥーンとは何だったのか - 色々水平思考前にこの記事でも触れたが、この記事の内容が散らかり過ぎていて印象に残ってる人もあんまりいないと思うので、ビハインドビューについて再度書くことにする。 ビハインドビューって? ビハインドビューとは三…

スプラトゥーン一周年に寄せて

スプラトゥーンが発売して一年が経とうとしている。 皆さん、シオカラーズのamiiboはゲットしただろうか。既に僕は予約済みである。amiibo ホタル (スプラトゥーンシリーズ)出版社/メーカー: 任天堂発売日: 2016/07/07メディア: Video Gameこの商品を含むブ…

1998年の邦楽シーンを振り返る

1998年の宇多田ヒカル (新潮新書)作者: 宇野維正出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2016/01/15メディア: 新書この商品を含むブログ (2件) を見る発売後即買いして、即読了してしまった『1998年の宇多田ヒカル』。この本読んで改めて1998年って俺もCD買いまくっ…

1996年のスーパーマリオ

1996年のスーパーマリオ スーパーマリオ64出版社/メーカー: 任天堂発売日: 1996/06/23メディア: Video Game クリック: 29回この商品を含むブログ (10件) を見る1996年に発売された『スーパーマリオマリオ64』はゲーム史に残る傑作であるのと同時にスーパーマ…

「手首」をコントローラーの入力器官として取り入れたスプラトゥーンのカメラ操作

横井軍平ゲーム館 RETURNS ─ゲームボーイを生んだ発想力作者: 横井軍平,牧野武文出版社/メーカー: フィルムアート社発売日: 2010/06/25メディア: 単行本購入: 34人 クリック: 648回この商品を含むブログ (57件) を見るファミコンのゲームコントローラーは主…

『ワールドトリガー』について語る前に、少年漫画における主人公類型と漫画が持つドキュメンタリー性について語る

最近、週刊少年ジャンプが面白い。すでに次世代ジャンプの看板の一角になりつつある『僕のヒーローアカデミア』、料理とエロの融合を目指す異色の料理漫画と思ったら、どんどん少年漫画の王道を歩み始めた『食戟のソーマ』、正直打ち切りコースかなーと思っ…

父と子、師匠と弟子の物語としてのスターウォーズ

公開されてボチボチ時間も経ってきたし、自分もなんやかやで映画館で3回(2D字幕、IMAX3D字幕、MX4D字幕でそれぞれ一階ずつ鑑賞)観たんで、スターウォーズフォースの覚醒について語りたいと思いまーす。以下ガッツリネタバレしてるんでまだ観…