文化が先かシステムが先か

 海外のFPSの主人公に大人が多く、日本のRPG、所謂JRPGの主人公に少年が多いのはなんでだろう?


 その答えは、多くのFPSには成長システムが無いので、スタートから成熟した大人である場合が多く、RPGは成長システムがゲームの主軸になっているので、最初は未熟な少年である場合が多いってことになるだろう。要はシステムの違いである。成長要素のあるフォールアウトのようなFPS(まあフォールアウトはFPSRPGなんだけど)においては、主人公は少年だったりするし、ファイアーエムブレムのように、成長要素はあるけど、成長能力のない老人騎士が出たりするゲームもあったりする。


 日本でRPGが流行った理由を日本の文化から考えたり、海外でFPSが流行る理由を海外の文化から考えるってことは間違ってはいないのだろうけど、それと同じくらい重要なのは、ゲームを構成するシステムに根ざした発想をするってことだと僕は思っている。