漫画雑誌が詰まらなくなってる理由は、単純に昔より量が多すぎるから。才能ある漫画家なんてそうそういるわけではないから、優れた才能が一つの雑誌に集結するようなことが昔より起きづらくなっていると思う。
あと昔より単行本で読む人が増えたってのもある。特にハチクロとかのだめなんかは男でも読んでる人多いと思うけど、なんて雑誌で連載してて、その雑誌に他にどんな漫画が載っているか知らない人って多いんじゃないかな？どんな雑誌にも一つくらいは面白い作品があったりするんだけど、それがそこまで雑誌の牽引力足り得ていないというか。シグルイなんてチャンピオンレッドで完全に浮いてるし。
あと昔より雑誌側も作家を大事にするようになったので、結構休みを許すようになったってのもある。目当ての作家が休んでた時の喪失感て半端じゃないからね。ハンター×ハンターみたいに載ってるだけで有難い漫画って昔のジャンプじゃ考えられないし。
漫画っていうメディアは物語の過程で作者自身が変化し成長していくことで傑作が生まれる希有なメディアなので、雑誌で連載していくってことが非常に重要だ。休刊しない程度に売れてくれないと、色々困ったことになると思う。
ハンター×ハンターなんて単行本のみの書き下ろし作品にしたら、多分ライフワーク化して永遠に終わらなくなるよ。
